紙や平山の歩み
明治中期、伊勢から浅草へ。紙一筋に百年以上を歩み続けてきた、紙や平山の物語。
一人の男が
紙に賭けた、
はるかな旅路
創業者・平山幸次郎は明治中期、伊勢の農家に生まれました。若くして故郷を離れ、東京・浅草の紙問屋へ奉公に上がったのが、この長い歴史の始まりです。
丁稚から手代、番頭と着実に信頼を積み重ねた幸次郎は、やがて独立。浅草に「紙や平山」を構え、紙の目利きとしての評判を広めていきました。
以来、子から孫へ、そのまた子へ——五代にわたり紙と向き合い続けています。
歴史の流れ
伊勢の農家から上京し、浅草の紙問屋へ丁稚奉公。持ち前の誠実さと紙への情熱で頭角を現す。
修業を終えた幸次郎が独立し、浅草に「紙や平山」を開業。奉書紙・和紙を中心に、神社寺院や商店への卸販売を始める。
地元をはじめ全国の神社寺院との取引が広がり、「紙の専門店」としての地位を固める。二代目が事業を引き継ぐ。
戦後の混乱期を乗り越え、浅草の復興とともに事業を再興。書道ブームにより半紙・書道用品の販売が拡大。三代目が継承。
洋紙・印刷用紙の普及が進む中、トイレットロールやティッシュ、ちり紙など日用品としての紙全般へと取扱いを広げ、和紙・奉書紙の専門性とともに様々なお客さまの求めるものを提供し続けた。四代目が経営を引き継ぐ。
五代目がオンラインショップを開設し、全国への販売を本格化。百年以上の知識と経験を活かして新たな時代に挑む。
The Founder’s Journey
農家の子として生まれ、
紙の世界を夢見た故郷
丁稚から独立まで、
紙一筋に歩んだ地
百年以上の歴史を経て、
今も浅草に根を張る
百年の経験と、新しい時代へ
現在、五代目が店主として浅草の店頭とオンラインショップを営んでいます。和紙・奉書紙から書道用品・包装紙まで、幅広い品揃えを維持しつつ、神社寺院への納品・法人卸販売も継続しています。
令和の時代にあって、紙に込められた日本の美意識と文化を次の世代に伝えていくことが、私たちの使命だと考えています。
受け継がれる、
紙への想い
初代・平山幸次郎が浅草に構えた小さな紙屋は、子から孫へ、確かな目利きと誠実な心とともに引き継がれてきました。
代を重ねるごとに品揃えは広がり、お客さまとの絆は深まりましたが、変わらないのは「紙を通じて、人の暮らしに寄り添う」という思いです。
神社寺院で使用する奉書紙も、大切な人への手紙の便箋、寿・お祝・弔辞どの場面にでもふさわしい和紙の金封も——確かな紙を皆様にお届けしたい。その一心で、今日も店を開けています。